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2011年4月17日日曜日

マイケル・サンデル氏の講義に感動

NHKで、ハーバード白熱教室で有名になったマイケル・サンデル氏の
大震災特別講義「マイケル・サンデル 究極の選択」があった。

その概要について次のように書かれている。

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アメリカ、中国、日本をつなぎ、各地の学生たちに向かって様々なジレンマ「究極の選択」を投げかけ、グローバルな白熱教室を世界同時授業で行っていく予定でした。しかし、今回の日本の震災と言う事態を受け、サンデル教授は、今、日本が置かれた状況に対してこそ、世界の若者たちが、意見を述べ、「私たちは何をすべきか」を考えるべきだと考えたのです。


かつてない試練に直面した日本。今、マイケル・サンデル教授が、新たな指針を探り、世界の人々とともに日本人を激励します。
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http://www.nhk.or.jp/harvard/

このように講義内容を変更したサンデル氏の英断に感動するし
その内容にも非常に共感を覚えた。

ビデオを録画したので、できれば僕の授業で使ってみたいと
考えている。

他のサイトに掲載されたインタビューの中で、彼は次のように
語っている。

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ディベートのテーマに、たとえば正義や公正のような難解なものを選ぶのは、学生を刺激して、自分の力で深く考えさせるためです。私が授業で扱うテーマについては、必ず自分なりの答えを持っています。それを学生に隠そうとは思っていません。


 私が講義の最後に意見を述べるのは、自分がニュートラルであるふりをしたくないからです。自分の考えに対しては正直でありたいからです。でも、私がそれを明らかにする頃には学生たちは自分の考えがすでに固まっていて、私の考えに賛同するかどうか自ら判断することができるようになっています。

 私が「白熱教室」を続けているのは、みなのディベートのレベルを上げていきたいと考えているからです。そうすれば世の中で起こっている問題について議論した際、必ず共同体や社会のためになる優れた結論を導けるようになると思っています。
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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1882?page=4

これらの考え方にとても共感を覚えるし、今回の講義でも
それを実践していた。

日本、中国、米国の参加者の意見をよく聞き尊重しつつ
整理し考えを深めていく手腕に感心するとともに、最後に
自分の意見を披露する誠実さと日本人への愛情溢れる
メッセージのすばらしさに感動した。

彼は、この大震災によって生まれた世界からの物心両面
の支援が、共同体についての意識の拡大や共感の広がり
を世界の人々にもたらすことを期待していた。

そして、それが世界を変えていく可能性を熱く語っていた。

すばらしい話しが聞けて本当によかった。また人類の未来
への希望も感じることができ嬉しかった。

ますますサンデル氏が好きになった。ハハハ





 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
http://www.nhk.or.jp/harvard/about.html
 
笑いヨガはあまりできなかったが、四つの呼吸法と
お風呂でのゆったりした笑いをやった。

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