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2012年7月27日金曜日

笑いの起源

NHKラジオ第一放送の「朝の随想」で毎週金曜日午前7:40から8:00まで
の間に約4分間、自分が書いた随想を朗読している。先週の放送は、
以下のサイトで聞くことができる。下は、今週の放送の原稿である。

http://www.nhk.or.jp/niigata/program/b-det0003.html


                 笑いの起源

おはようございます。ハハハ 上越教育大学の田島です。ハハハ

生まれてから死ぬまで一度も笑わない人はほとんどいないと思います。また、一度も笑わない日というのもめずらしいのではないかと思います。だいたい大人は、一日に15回程度笑うそうです。

では、子どもは一日にどのくらい笑うと思いますか?なんと300回から400回笑うのだそうです。すごいですねえ。

ところで、人間以外に笑う動物はいるのでしょうか?

「ワライカワセミ」という鳥は、本当に笑っているのでしょうか?鳴き声は確かに人間の笑い声に似ていますが、おかしいから笑っているのではなく、自分の縄張りを主張するために鳴いているようです。

犬や猫が笑うのを見たという人は、結構いると思いますが、本当に笑っていたのでしょうか?確かに写真を見ると顔が笑っているように見えるのですが、これもおかしいから笑ったのではなく、たまたま人が笑った顔に似ていたということのようです。これは笑うはずがない車や電車の正面が笑っているように見えてしまうのと同じことだそうです。

確かに、花や木が笑っていると表現することもありますね。実は、それを見ている人の心が映し出されているのかもしれませんね。その心そのものが僕はすばらしいと思います。ハハハ

さて、それでは笑う動物はいるのでしょうか?人間に最も近い動物であるサルは実際に笑うようです。そして、それがサルから進化したと考えられている人間の笑いの起源でもあるようです。

サルの社会にも上下関係があり、下のサルは上のサルに会ったときに、敵意がないことを示すために笑うそうで、それは人間の「愛想笑い」など社交的な笑いの起源として考えられています。

また、サルには互いにじゃれ合って遊ぶときなどに示す「遊びの表情」があるそうで、それは人間が楽しいときやうれしいときにする「ハッハッハッ」という快感を表す笑いの起源として考えられています。

サルの社会に比べて、より規模が大きく複雑な社会に生きるようになった人間の笑いは、それに歩調を合わせて進化し続け、現代人の笑いとなりました。笑いには、とても長~い歴史があったんですね。ハハハ

さあ、みなさん、今日も笑いが一杯の楽しい1日をおすごしください。ハハハ



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