「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」について、以下の本を読んで
初めて知った。
稲葉陽二(2011)『ソーシャル・キャピタル入門
孤立から絆へ』中公新書
本の紹介文には、「東日本大震災のさい、人々は互いに譲り合い、整然と
行動した。自分を犠牲にしてでも弱い者を救った。これは、決して見返りを
期待しての行動ではなく、絆や他者への信頼、思いやりの表れであった。
このような絆や互酬性の規範をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という。
ふだんは目に見えない、しかし、教育や健康等に大切な役割を果たしている
社会関係資本をどう育み、活かすのか。第一人者が理論と実践を紹介する」
と書かれている。
地域の人々を笑いによって結びつける「笑いクラブ」 の主な役割には、
「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」作りがあると感じた。
これから笑いクラブがコミュニティーの核になり、様々な人々を結びつけて
いくのだろうと思う。
紹介されている研究には、次のように幸福の波及効果について書かれていた。
「社会関係資本には幸せを運ぶスピル・オーバー(波及)効果もある。自分が
幸福だと周りの人も幸福になるというものだ。(中略)幸せな友人が半径800
メートル以内にいると、本人も幸せになる確率は、そうでない場合と比べて42%
高まり、距離が1.6キロメートルに伸びても幸せになる確率は25%高い。この
幸せの伝播は三次の隔たり、つまり友人の友人のそのまた友人まで有効で、
逆に不幸は幸福ほど他人に伝わらないという。つまり、幸せは人のネットワーク
の中で増殖力があり、かつ不幸と幸福の広がりは非対称的だという。また、
ネットワークの中心にいる人のほうが、ネットワークの端にいる人より幸福だという。」
「奇跡の笑いクラブin上越」は、笑いによって人々に幸せの輪を広げていくクラブで
ありたいと願っている。
どんどん幸せが広がります。どんどん奇跡が起こります。ホッホッハハハ
1 件のコメント:
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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